スタッフ今堀です。
先日お買い上げいただいたお客様のメガネのご紹介です。
栗東市から弱視の治療用眼鏡を作りに来ていただいた4歳の男の子のお客様です。
フレームは、トマトグラッシーズのキッズAタイプ。
プラウンデミカラーをお選びいただきました。
トマトグラッシーズのキッズシリーズは、結構カラフルなカラーが多いのですが、こちらのカラーはちょっぴり渋めのカラーです。
マット(ツヤなし)のタイプで、親御さんにも人気のカラーです。
+7.00Dを超えるちょっと強めの遠視度数でしたが、小さ目のレンズ(フレームのサイズはしっかり顔に合ったものをお選びいただいております)なので、薄型加工をすることでレンズの重量をかなり軽くすることができました。
薄型加工についてはこちらの記事をご覧下さい。
最近はレンズの大きいメガネが流行っておりますが、ダミーレンズ(メーカー出荷時に商品陳列用として入れてあるレンズのこと)では軽く感じられても、実際に度が入ったレンズが入ると、店頭で試着した時よりもずっと重くなってしまうことがあります。
特に、強度の近視や遠視の方の場合は、レンズが厚くなる分重量も増えるので、出来上がったメガネがかなり重たくなってしまいます。
見た目だけで選ぶと後で大変な思いをしなければならないので、フレームを選ぶ場合には、レンズのことも考えて選ぶ必要があります。
最初来られた時、お母様は隣に置いていたベセペセキッズを気に入っておられたのですが、目的が治療用眼鏡で、まだ就学前のお子様だったこともあり、今回はトマトグラッシーズをおすすめしました。
小さなお子様なので、走り回って転倒した際に、金属のフレームだと顔にけがをする心配もありますし、人や物にぶつかった際にクリングス(鼻パッドが付く部分)の金属が変形すると、メガネがズレてしまって正しい位置で掛けらなくなる心配もあります。
通っておられる保育園でもメガネを掛けている子どもさんが多く、周りの子どもはみんな結構大きなメガネを掛けているようで、自分の子どもにもそういうメガネを掛けさせたいと思われたようですが、説明を聞いて納得していただけました。
これはまた別の機会にお話したいと思っておりますが、最近、持って来ていただいた治療用眼鏡の処方箋に「小児用のフレームでお願いします」という注意事項が書かれてあることがあります。
最初は「そんなの当たり前では?」と思ったのですが、よくよく考えると、眼科の先生や視能訓練士さんが見た時に、「これは小児用ではないだろう」と思えるような大きいメガネを作って持って来られるお子さんが多いということではないのかなと思っています。
「お子様の視力がちゃんと出るようになって、走り回って転倒する心配がない年齢になられたら、その時はトマトグラッシーズでなくても良いですし、子どもさんが掛けたいメガネにしましょう」とお伝えし、お母様にも「そうですよね」と納得していただけました。
お買い上げいただきありがとうございました。