スタッフ今堀です。
在宅勤務・テレワークをされている方の中には、ブルーライトカットレンズを使われている方も多いのではないでしょうか?
一時期、ブルーライト(青色光)カットレンズが大流行で、レンズメーカーもパソコン用のレンズとして推奨していました。
ところで、ブルーライトカットレンズというと、レンズそのものがブルーライトをカットする特殊なレンズのように思えるかもしれませんが、レンズの素材自体は普通のUVカット付レンズと同じです。
メガネのレンズは、レンズ基材に様々なコーティングが施されており、ブルーライトカットレンズの場合もブルーライトを反射するコーティングが施されています。
なので、厳密にはブルーライトカットレンズではなく、ブルーライトカットコート(コーティング)が正しいのですが、いつの間にかブルーライトカットレンズという名前が定着してしまったようです。
ちなみに、ツァイスから発売されているBlueGuardという製品は、レンズ素材自体にブルーライトをカットできる特殊な素材が使用されています。
このブルーライトカットコートですが、蛍光灯などの光の反射光の色が通常のレンズコートと異なり、上の写真の右側のようなブルー(青紫)系の反射光が見られます。
一般的な眼鏡用のレンズの表面反射光は、上の写真の左側のようなグリーン系の反射光をしていることが多いです。
このブルー系の反射光、メガネを掛けている本人は全く気にならないのですが、外から見ると実は結構よく分かります。
発売されて間もない頃は、反射光が目立つということでよく問題になっていました。
(当店で販売させていただく時には、必ずその点をご説明させていただき、実物をご確認いただいてから販売させていただいております。)
最近、この”ブルーの反射光が目立つ問題”が再び注目されるようになりました。
コロナをきっかけにテレワーク・在宅勤務の方が多くなり、WEBカメラを使った会議や商談などが増えたからです。
WEBカメラ越しに眼鏡のレンズを見ると、普段よりも青紫色の反射光がよく目立ちます。
レンズメーカーの担当営業さんの話では、「メガネが光って見えるのが困る」といったご相談も増えているようです。
そこで、WEBでの会議や商談が多い方向けにこんな商品も発売されています。
こちらは東海光学より発売されているNRC(ノンリフレクションコート)という商品です。
レンズ表面の反射を抑えるレンズコーティングになっております。
東海光学の単焦点レンズ、遠近両用レンズなどにオプションで付けることができます。
このノンリフレクションコートですが、スマホで自撮りされることが多い方にもおすすめです。
動画ではテレワーク最適レンズと言っておりますが、動画配信や写真撮影の時などにも良いと思います。
「画面越しに話す相手のメガネの反射光が気になって話が全然入って来ない・・・」
そんなことにならないように、レンズ表面の反射を抑え、目元をすっきり見せることができます。
左がブルーライトカットコート、右がNRC(ノンリフレクションコート)です。
(※NRCの下の方が光っているのは、コート名のシールが貼ってあってそれによる反射です。)
同じブルー系の反射光ですが、右側の方が反射光がだいぶ抑えられております。
ただ、ノンリフレクションコートにはブルーライトを低減させる効果はありません。
どうしてもブルーライトカットの機能を付けたいという方には、ブルーライトをカットする専用のオリジナルカラーがオプションで用意されております。
WEB会議やWEBでの商談が多い方には、なかなか良い商品ではないかなと思います。
サンプルもございますので、店頭でぜひご覧になってみて下さい。