スタッフ今堀です。
僕は高校生の時から視力が悪くなり始め、メガネを使い始めるようになりました。
それ以来ずっとメガネを使っています。
僕の場合、父親が眼鏡屋ということもあって、メガネの取り扱い方に関しては結構厳しく言われました。
その中でも度々怒られたのが、”メガネの置き方”でした。
メガネを外して机などに置く際、皆さんはどのように置かれているでしょうか?
ちょっとクイズにチャレンジしてみて下さい。
A.レンズ面を下向きに置く
B.レンズ面を上向きに置く
どうでしょうか?
正しい置き方はBです。
プラスチックレンズはキズが付きやすいため、下向きに置くと、レンズにキズが付いたり、レンズ表面のコートが剥がれる原因になります。
これは簡単ですよね。
「そんなの知っているよ!」という方も多いと思います。
では、テンプル(ウデ)を折り畳まずにそのままメガネを置く場合ならどうでしょうか?
A.顔に掛けている時と同じように置く。
B.掛けている時と逆(メガネを逆さまに)して置く。
どうでしょうか?
あまり意識したことがないという方も多いのではないでしょうか?
実は、僕が父によく怒られていたのはこの場合の置き方です。
テンプルを折り畳まずに何気なくメガネを置いた時に、「そうやって置いたらだめだ!」とよく怒られました。
その時に僕がよくやっていたのは、Aの「顔に掛けている時と同じように置く」という置き方でした。
(厳密には、こうやっておいた方がより安心ですよという意味で、この置き方が絶対に間違っているということではないでので、その点はご注意下さい。)
どうして逆さまにして置いた方が良いかということなのですが、メガネのフレームというのは、横から見た時に、レンズに傾斜が付けられております。
視線とレンズの光軸を一致させるためにあえて傾斜が付けられているのですが、(それについて説明すると少し専門的な話になるので省略します)、そのために顔に掛けている時と同じように置いてしまうと、手が当たったりして力が加わった時に前方に倒れやすくなります。
また、テンプルが接地する部分も先端だけになり、点で支えることになるので不安定です。
一方、逆さまに置いた場合には、レンズの傾く方向が逆になり、前方に倒れにくくなります。
テンプルもより広い部分で支えることができ、安定感が増します。
この置き方に関しは、本当に何度も何度も怒られました。
しかしながら、ただ怒るだけでなく、「どうしてそう置いた方が良いのか」の理屈を説明してくれていました。
その度に「別にどっちでも良いやん」と思っておりましたが(笑)
今思えばですが、毎日お客様のメガネ作っている父からすると、「メガネを大切に取り扱って欲しい」という思いがあって、繰り返し注意していたのだろうなと思います。
ちなみに、写真撮影をする時だけは逆さまにせずにメガネ置きます。
逆さまにしてしまうと絵にならないからです(笑)
出来上がったお客様のメガネを撮影することもありますが、その場合は細心の注意をはらい、短時間で済ませるように心がけております。
ちょっとしたことなのですが、知っていると結構役に立つ知識かなと思ったので、お話させていただきました。
親子でメガネをお使いの方であれば、お子さんにぜひ教えてあげて欲しいなと思います。
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