お金をかけるならレンズ? それともフレーム?

スタッフ今堀です。

 

 

当店ではレンズ付セットというのは販売しておらず、

メガネをお作りいただく場合には、

レンズとフレームをそれぞれ決めていただき、

レンズ代とフレーム代をいただくというかたちになります。

 

 

なぜ、セットで販売しないかというと、

お客様一人一人、メガネを作る目的が違いますし、

おすすめするレンズも変わって来るからです。

取り扱っているレンズもたくさんありますし、

それぞれのレンズによって値段も全然違います。

 

 

レンズとフレームをそれぞれお選びいただくことになるのですが、

その時によく質問されるのが、

レンズとフレーム、どちらの方が大事ですか?

という質問です。

 

ほとんどのお客さまが、どちらも大事だと分かっておられるのですが、

ご予算の都合によっては、

どちらかは妥協せざるを得ないというケースも出てきます。

では、お金をかけるのはどちらの方が良いのか?ということです。

レンズにお金をかけるべきなのか?

フレームにお金をかけるべきなのか?

 

お店によって考え方も変わりますし、正解はないのですが、

個人的には、

フレームを良いものにしていただくことをおすすめしています。

 

どうしてか?

 

 

理由その①

フレームは二度と手に入らない場合もある。

 

ブランドによっては在庫が豊富なものもありますが、

中には一度生産したら追加生産せず、それで終了というものもあります。

気に入ったフレームが次回来店時にはもうなくなってしまっている、

そんなこともよくあります。

これに対し、レンズに関してはそういう心配はありません。

仮にレンズの製造が中止した場合であっても、

それよりももっと性能がよくなったものが発売されます。

すごく気に入ったフレームがあるけど予算オーバーという場合、

レンズのグレードを落としてでもフレームは手に入れておく。

その方が後悔しないで済むと思います。

 

 

理由その②

レンズとフレームでは、フレームの方が違いを感じやすい。

 

一部の遠近両用レンズや度数の強い方の場合は、

レンズの違いを感じてもらいやすいのですが、

初めてメガネを使われる方や度数の弱い方の場合、

レンズの違いというのはなかなか分かりにくいものです。

一方で、フレームの違いは結構大きいです。

見た目のデザインだけでなく、かけ心地や耐久性など、

フレームの良さは実感してもらいやすいと思います。

それに、やっぱり自分が一番気に入ったフレームの方が、

メガネを掛けていても楽しいです。

たとえ高価なレンズが入っていたとしても、

気に入っていないフレームだと掛けなくなることもあります。

 

 

理由その③

レンズのみの交換の方がフレームのみの交換よりも気軽にできる。

 

僕がフレームにお金をかけた方が良いと思う最大の理由はこれです。

レンズは妥協して安いレンズを入れたとしても、

後からもっと良いレンズに交換することができます。

お買い上げ時にとりあえず単焦点のレンズで作ってみて、

やっぱり不便なので遠近両用レンズに交換するということも可能です。

だからこそ、フレームは良いものを使っていただきたいのです。

 

逆に、レンズをそのまま使ってフレームを交換するのは結構難しいです。

使用できるレンズの大きさが決まってしまっているので、

選べるフレームがかなり限定されてしまうからです。

また、レンズの中心と目の中心がずれてしまう心配もあります。

 

 

「レンズもフレームもどっちも良いものを使う」となると、

メガネ一式のお値段も結構高くなってしまいます。

当店では、お客様のご予算をお聞きし、

どうするのが良いかを一緒に考えてアドバイスさせていただきます。

お悩みの際は遠慮なくご相談下さい。