スタッフ今堀です。
今日は久々の商品レビューです。
今回は東海光学から発売されている調光レンズ、『ルティーナフォト』で自分用のメガネを作ってみました。
もちろん、自腹で!と言いたいところですが(笑)、今回はメーカーさんのモニターレンズです。
好きなカラーを試せるということだったので、前から気になっていたサーフブルーを試してみました。
ルティーナフォトについては以前のブログで商品紹介記事を書いておりますので、こちらもぜひご覧下さい。
[blogcard url=”https://www.megane-imahori.co.jp/archives/32738″]
※画像は東海光学のウェブサイトより
ルティーナフォトのカラーは、元々はグレーとブラウンの2色だけでしたが、少し前にサーフブルーが追加され、現在は3色となっております。
上のイラストは調光(色が濃くなった)後の波長ごとの透過率を示したもの。(透過率が高いほどたくさん光を通す、つまり色が薄いということです。)
どのカラーも調光前(一番上の点線)は透過率が90%以上でほとんど無色に近い状態です。
(室内でも完全な透明ではなく、ほんの少し色が入っております。)
そして調光後の透過率は、グレーが約15%、ブラウンが約23%とかなり濃い色になりますが、サーフブルーだけは透過率が約53%で、グレーとブラウンに比べるとあまり濃い色にはなりません。
透過率はピーク時でも約53%※となっており、同じルティーナフォトでもグレーやブラウンに比べるとだいぶ薄めのカラーです。
(※調光レンズの色の濃さは温度に大きく左右され、上の結果はあくまでも試験時の温度での結果です)
当店で取り扱っている他のレンズメーカーからもブルーカラーの調光レンズが発売されております。
HOYA、東海光学、ツァイスのブルーの調光レンズを比較したのが上の写真です。
メーカーによっても色味や濃さがだいぶ変わりますね。
それでは、メガネとして出来上がった状態で実際にどんな色になるのか見てみましょう!
まずは色が変化する前の状態。
ルティーナ素材なので、レンズの周辺部分は若干青っぽく見えますが、ほぼほぼ無色といっても良いと思います。
こちらが変化後。
担当営業さんからは、「夏場だと(気温が高いため)正直そこまで濃くならないです」と言われていたのですが、確かにその通りでした。
うっすらとブルーになっているかなという感じです。
夏場のサングラスとしてはちょっと物足りないかなという感じですが、その分普段使いはしやすそうです。
これくらいの濃さならお店に入る場合でも、メガネを掛けたままで抵抗なく入れるかなと思います。
※この写真は夏場に撮ったものなので、気温がもっと下がった冬場だともう少し濃い色になります。
カラー自体はすごくきれいなブルーで、男女問わずおすすめできるカラーです。
特に女性のお客様は濃いカラーを嫌がられる方も多いので、これくらいの濃さの方が使いやすいのかもしれません。
本格的にサングラスとして使いたいと言う方の場合は、ルティーナフォトなら他のカラー、ブルーが良いのならHOYAかツァイスの方が良さそうです。
曇りの日にも試してみました。
紫外線量が少ないのであまり濃くなりませんが、それでもうっすらと色づいています。
(これはこれで綺麗かも)
曇りの日でもやはり紫外線対策は必要なんだなと感じますね。
数日使ってみた感想をまとめるとこんな感じです。
- サングラスとして使うにはちょっと色は薄め。特に夏場はあまり濃くならない。
- 他の調光レンズのカラー同様、濃くなってから完全に色が戻るのにはやはり若干時間がかかるが、それほど濃い色にはならないので、すぐに気にならない程度の濃さに戻る。
- 仕事中にお客様を入口までお見送りしたり、駐車場まで付き添わせていただくこともあるため、仕事中に使うならこれくらいの濃さがちょうど良いかも
- 眩しさ対策というよりはおしゃれカラーのつもりで使った方が良いのかも。
- 透け感のあるクリア系のカラーのフレームに入れると見た目も綺麗。
※個人の感想です。
ちなみに、車の中だとフロントガラスがUVカットがされているので、色はほとんど変化しません。
このメガネを掛けてスクーターにも乗ってみましたが、ヘルメットのシールドが同じくUVカットされているため、色はほとんど変わりませんでした。(シールドを上げると色が変化しておりました)
今回僕が試したのはサーフブルーでしたが、グレーやブラウンのサンプルもございます。
ルティーナフォトを実際にご覧になりたいという方は、気軽にスタッフまで声をおかけ下さい。
スタッフ今堀
SSS級認定眼鏡士。ユーザー目線で書く(少しマニアック?)ブログ記事も人気で、ブログを読んで来店されるお客様も多い。