室内用レンズ 加入度数を一段階上げただけで足下の見え方が変わりました

スタッフ長尾です。

6月にツァイスの調光レンズ『フォトフュージョンX』で作ったサングラスですが、なかなか重宝、便利に使っております。

サングラスですが、基本となっているレンスは室内用レンズです。(Office Lens Room )室内ではほぼ無色(かすかに色が残ります)、ブルーライトカット機能も付いています。

サングラスとしては問題ないのですが、今回は近くを見るための加入度数(老眼度数)を一段階強くしたことが問題を引き起こしました。

問題というほど大袈裟なものではないのですが(笑)、足下を見た時のぼやけを感じやすくなりました。

私の手元を見るための加入度数(老眼度数)は2.50です。サングラスの状態では手元が見にくくなるだろう思い、一段階度数を上げて加入度数2.75としました。

わずか0.25の度数差でここまで見え方の差を感じるとは!と思ったのですが、よくよく考えれば当然の結果です。

室内用レンズや遠近両用レンズは正面真っ直ぐ見ている部分から、近くを見るための部分まで(上の図では黄緑色からピンクの部分)度数が徐々に変わっていきます。

10数ミリの間に(レンズの種類により長さは異なります)度数を変化させることになり、これが足下を見た時のぼやけの原因となります。

私の場合この10数ミリに十段階の度数変化がありました。この度数の変化のにすっかり慣れていたところにさらに度数の変化増えたため、ぼやけを強く感じたのだと思います。

日常のパソコン入力などのデスクワークは、これまで使っている室内用メガネで特に問題なくこなせています。

屋外で手元を見る時のことを考えて加入度数を強くしてみましたが、基本のレンズは室内用。

室内で使うことが多いわけで、必要以上に加入度数を上げる必要は無かったという事ですね。何事もやってみなくちゃ分からない。良い経験になりました。

*冒頭にも書きましたが、今は便利に使っております!!