スタッフ今堀です。
今日はメガネレンズの度数についてお話したいと思います。
メガネレンズの度数は人によって様々ですが、
ご自身のメガネのレンズの度数ってご存知でしょうか?
案外、よく知らないという方の方が多いのではないかなと思います。
眼科で処方してもらった処方箋を見たり、
眼鏡を購入したお店の保証書やレンズの袋などを見ると、
レンズの度数が書かれてあります。
+や-という記号があって、その横に数字が表記されていると思いますが、
プラスやマイナスというのはレンズの種類です。
プラスの場合は凸レンズ、マイナスの場合は凹レンズになります。
眼科の先生の中には、+や-ではなく、凹と凸で書く先生もおられます。
+-の横の数字がレンズの度数になります。
数字の横にDと書かれている場合もありますが、
これはレンズの単位(ディオプトリー)です。
数字が大きくなるほど、度数が強くなります。
-2.00Dと-6.00Dでは、-6.00Dの方がより強い度数ということです。
一般に、眼鏡用レンズの度数は0.25刻みとなっています。
-3.00、-3.25、-350、-3.75、-4.00という感じで強くなっていきます。
「一段階強い度数」という場合、0.25だけ数字が大きくなります。
たとえば、これまで-2.00Dのレンズを使っていた方が、
新しいメガネのレンズの度数が-3.00Dに変わったとしたら、
-2.00 (以前の度数)
①-2.25 (1段階強くなる)
②-2.50 (2段階強くなる)
③-2.75 (3段階強くなる)
④-3.00 (4段階強くなる)
以前の度数に対して、4段階度数が変化したということになります。
この場合、数字が大きくなっているので、度数は強くなっています。
最近新しく作った老眼鏡の度数が+2.50Dだったという方がいたとして、
今まで使っていた古い老眼鏡の度数が+2.00Dだったとしたら、
新しく作った老眼鏡は古い老眼鏡よりも0.50D強くなっていますので、
2段階度数が強くなったということになります。
(ちなみに、既製品の老眼鏡では1.00D刻みになっているものあるので、
+2.00Dの次は+3.00Dになったりします。)
余談ですが、
当店の度数測定器には、0.12Dでレンズの度数を変化させる機能も付いているので、
やろうと思えば0.12D刻みで度数を測定することが可能です。
ただ実際には、0.12Dの度数の違いを感じるのは正直かなり難しいです。
(そういうレンズを注文できないという問題もあります。)
若い方や視力の良い方の中には、
0.12Dの変化でも敏感に反応される方もおられますが、
そういうケースは稀です。
白内障などがあって視力が出にくい方の中には、
2段階(0.50D)変化させても違いが分からないという方もおられます。