お客様のメガネはこんな感じで作られています(前編)

スタッフ今堀です。

 

今回はメガネが出来上がるまでの工程ついて簡単にお話しよう

と思うのですが、

その前に・・・・

なぜこんな話をしようと思ったのかをまずお話させて下さい。

 

 

最近は百円ショップなどで売っている既製品の老眼鏡や

ハ〇〇ルーペを使う方が多くなったためなのか、

「メガネはレンズが入った状態で売られているもの」

勘違いされておられる方がちょくちょくおられます。

 

お店に入って来られて、

店頭に並んでいるフレームを掛けてみられるのですが、

「このメガネは全然見えないな。自分には合ってない。」

そんな風に言われるわけです。

 

 

店頭に並んでいるフレームはまだ完成する前の段階で、

ダミーレンズと呼ばれる展示用のレンズが入っております。

ブランドのロゴやサイズが記入されていることもあります。

もちろん、これには度数が入っておらず、

このメガネを掛けても見やすくなったりはしません。

 

メガネを購入されたことがある方からすると

「当たり前でしょ」という話なのですが、

既製品の老眼鏡しかこれまでに使ったことがないという方にすると、

(意外とこういう方が多いです。)

メガネはレンズが入って売られているもの・・・

そんな風に思い込んでおられても仕方がないのかもしれません。

 

「それはまだ枠だけの状態でレンズは入っていないんですよ。」

「お客様の目の度数に合わせたレンズを削って入れるんですよ。」

そう言って説明をさせていただいております。

 

メガネは、自分専用の度数のレンズをお店で加工して作る。

そのことをぜひ知っておいてもらえたらなと思います。

 

 

ちなみに、

市販されている既製品の老眼鏡などでは、

+1.00、+2.00、+3.00といった感じで、

ある程度度数の種類が決まっていることが多いです。

ところが、眼鏡店で作らせていただくメガネの度数というのは、

人によっては乱視の度数も入ったりするので、

ものすごくたくさんの種類になります。

その中からお客様の目や見る目的に合わせた度数を選ぶわけです。

なので、当然ですが、全ての度数をお店で在庫することは不可能です。

 

当店でお客様の目の度数を測定したり、

眼科医が処方した処方箋を持って来ていただいたり、

あるいは今お使いのメガネの度数をそのまま利用したり、

いろんなパターンがありますが、

新しく作るメガネのレンズの度数が決まったら

その度数のレンズを注文します。

(レンズにも色々な種類があるので、

厳密にはレンズの種類も選んでいただく必要があるのですが、

その話は今回は省略させていただきます。)

 

レンズメーカーから注文したレンズが届くと、

いよいよそれをお店で加工していくのですが、

長くなってしまったので本日はここまでにしておきます。

 

つづく