スタッフ今堀です。
先日、朝に天気予報を見ようと思ってテレビをつけたら、
たまたまネットショッピングのチャンネルになってしまい、
その中でサングラスの紹介をしていました。
多分、偏光レンズが入ったサングラスだと思うのですが、
さすがテレビショッピングだけあって上手に商品を宣伝していて、
素直に感心し、思わず見入ってしまいました。
商品自体には全然興味はなかったのですが(笑)。
我々、眼鏡店が普段当たり前のように販売している商品を、
「全く新しい画期的な商品」のように演出し(思わせて)、
テレビを見ている人に、「これが欲しい!」と思わせる見事な演出。
正直すごいなあと思いました。
最近は眼鏡業界自体の景気があまり良くなく、
レンズメーカーのCMも皆無となりました。
(昔はテレビでコマーシャルもしていたようです)
ネットショッピングのように大々的に宣伝は無理だとしても、
一般の消費者の方に知ってもらうためにも、
レンズメーカーにももう少し頑張ってもらいたいところです。
ちょっと話が脱線してしまいましたが、
本日はその偏光レンズのお話です。
偏光レンズ自体は決して新しい商品ではなく、
実はけっこう昔から販売されています。
釣りをされる方だと知っておられる方も多いと思います。
偏光レンズを使うと、水面のギラツキがなくなり、すっきり見えます。
フィッシングをする方に大変人気があるレンズです。
ただ、一般的にはまだまだ知られていないレンズだと思います。
「偏光レンズ」という名前は聞いたことはあるけど、
普通のレンズとどう違うのかよくわからない、
そんな方も多いのではないでしょうか?
当店のお客様の中にも時々、
「偏光」を「変光」と勘違いされていて、
紫外線が当たると色が変わるレンズのことを、
「偏光レンズ」だと思って来られる方もおられます。
このレンズ、正しくは「調光レンズ」と言います。
偏光レンズは、「偏光フィルム」という特殊なフィルターが入ったレンズです。
カラーレンズのように「光量」を減らすだけでなく、
「光の乱反射」によるまぶしさをカットしてくれるレンズです。
ネットショッピングの商品はかなり安かったのですが、
ちゃんとした偏光レンズは実は結構高価です。
「本当は偏光レンズを使いたいんだけど、
価格が高いので普通のカラーレンズで我慢している。」
そんな方もおられるかもしれません。
先ほどもお話しましたが、
偏光レンズはレンズの中に特殊なフィルムが入っていて、
このフィルムをレンズの中に入れるのが結構大変なのです。
(特に度付のレンズに入れる場合、手間がかかります。)
僕も実際に工場でその作業を見せていただいたことがあるのですが、
全て手作業でされていて、見るからに大変そうな作業でした。
このような手間がかかる分、レンズ代が高くなってしまうようです。
最近では、レンズ内にフィルムを入れるのではなく、
レンズコートとしてレンズ前面に貼り付ける、
そんなタイプの偏光レンズも発売されています。
コートタイプの偏光レンズは、いろんなフレームに入れることが出来ます。
お値段もそれなりにしますが、フレーム選びの自由度も広がりました。
フィッシングやスポーツをする方に人気がある偏光レンズですが、
車の運転時に使用すれば、
光の乱反射がカットされるので路面もすごく見やすくなります。
運転用のサングラスを希望される方にも偏光レンズはおすすめです。
店頭サンプルもご用意しております。
偏光レンズを知っているけど試してみたことはないという方も、
そんなレンズがあることを知らなかったという方も、
ぜひ、店頭でお試しになってみて下さい。