スタッフ長尾です。
遠視矯正には凸レンズを使います。
レンズの端より真ん中が膨らんだレンズで、
虫眼鏡のように対象物が大きく見えるレンズです。
メガネの処方箋には
数値前が+記号で表記されます(数値前がで凸表記されていることもあります。)
近視の人の処方箋は数値前が-記号で表記されます。
これは老眼鏡にも使われるレンズと同じなので、
「私、この齢で老眼なの!?」
と勘違いされショックを受けられる方がありますが、
遠視と老眼は全く違うものです。
遠視は網膜より後ろで焦点が結ばれる状態で
角膜や水晶体の屈折力の違い等で起こります。
遠視 正視
本来であれば遠くがぼやけてよく見えないはずですが
見えるように自分の力で無意識にピント合わせをしています。
遠視の人は遠くを見るのにピントを合わせ
近くの物を見るために、
さらにピントを合わせの力を使わなければならない
疲れやすい目なのです。
遠くを見るためのピント合わせの力を使わなくて済むようにするのが
遠視のメガネの目的の一つと思っていただければいいと思います。
そうすれば、
近くを見る事だけにピント合わせの力を使えるので、
目がグッと楽になります。
(年齢が若いとあまり自覚が合ないかもしれませんが)
近くが見えやすいメガネだから老眼鏡というわけではないのです。
老眼はというと
近くを見るためにピントを合わせる力、調節力が衰えることを言います
老眼鏡はあくまで近く(30~40cm)を見るための物で、
遠くはぼやけて見えません。
遠視のメガネと老眼鏡の違い
それは、
遠視のメガネは遠くから近くまでがちゃんと見える
ということです。