見る距離、ちゃんと意識していますか?近づき過ぎには要注意です!

スタッフ今堀です。

 

テレビ等でスマートフォンによる目への影響が指摘される機会も増え、

最近はお客様からも尋ねられることが多くなってきました。

こちらからもお客様に「注意して下さいね」とお話しています。

 

ご存じの方もおられるかもしれませんが、

スマートフォン(以下スマホ)で問題となるのが、

スマホを見る距離です。

 

 

スマホの画面が小さいためにとても近い距離で見てしまうことになり、

結果的に目への負担が大きくなり、様々な問題を引き起こします。

 

通常、近くを見る時には、

 

輻輳(左右の目を内側に寄せて見たいものに視線を合わせる)という反応と、

 

調節(目の中のレンズを厚くしてピントを合わせること)という反応が起こります。

 

この輻輳と調節は、見る距離が近くなればなるほど量が大きくなります。

それだけ目の負担が大きくなるということです。

先ほどのイラストでは、

本を読んでいる時とスマホを見ている時で10cm以上距離が違っていますが、

この距離の差が目への負担になってきます。

ものすごく近い距離で見続けることは、目には大変な負担になるのです。

 

とはいえ、最近は生活の中でスマホは欠かせなくなってきています。

「見ないようにしましょう」というのは現実的には無理な話ですので、

パソコンやタブレットなど少し大きな画面で見られる場合には、

なるべくそっちを使って(その時も近づき過ぎず)見てもらうようにし、

スマホを見る時には、

「できるだけ離して見て、そして長時間見続けないようにして下さいね」

とお客様にはお話しています。

 

 

 

ちなみに、老眼が始まっている方の中には、

離して見ないと見にくいので、

「いつも離して見ているから大丈夫」

という方もおられるかもしれませんが、

(実際にそういう方がおられました)

これは目の調節力が足りなくなってきているということなので、

ちゃんと自分の老眼に合わせたメガネを掛けることをおすすめします。