スタッフ今堀です。
新型コロナウィルスの影響でイベントが中止になったり、学校が休業になっていることもあり、今日は一人も来客がないかも・・・と覚悟しながら出勤したのですが、今日は3名のお客様にメガネを作りに来ていただきました。それに加え、補聴器のお問い合わせのお客様にもご来店いただけました。
思いがけず忙しかった一日でしたが、こんな時期なので本当にありがたいです。
今日は先日ご注文いただいたお客様のメガネをご紹介します。
お客様がお使いのメンズマークのフレームを使い、レンズの交換をさせていただきました。
獣医の先生をされておられるお客様で、普段使いのメガネはもちろん、手術時に使用されるメガネなど、これまでいろんなメガネをお作りいただいております。
今回のご要望は、学会の時に見やすいメガネが欲しいということでした。
学会に出たことがないのであくまでもイメージなのですが、そこそこ広い会場で、ステージ上のモニターを見ながらお手元の資料を見られる、そんな使い方になるのかと思います。
遠近両用レンズが入ったメガネもお持ちいただいているのですが、それだと薄暗い会場でお手元の資料が見にくいということでした。
室内用レンズにすると手元は見やすくなるのですが、今度はステージ上のモニターが見にくくなってしまいます。
そこで、今回は昔ながらの二重焦点(バイフォーカル)レンズで作らせていただくことになりました。
レンズの下側に小玉レンズが付いたメガネレンズです。
手元を見る時はこの小玉部分を使います。
昔の遠近両用レンズといえばこのタイプのレンズでした。
二重焦点レンズの良いところは、最近の境目のないタイプに比べて、手元が見える範囲が広いということです。
遠くと近くの2種類の距離だけを見る場合には、とても見やすいレンズです。
ただ、見た目にすぐ分かってしまうのと、中間部分が見えないという欠点があります。
「学会の間に使用するだけだし、中間距離は人の頭しかないから(笑)それで大丈夫」と言っていただけたので、今回は二重焦点レンズで作らせていただくことになりました。
最近ではほとんど使われることがなくなったメガネレンズですが、今回のようなケースでは意外と使えるレンズだったりします。
使用された感想を聞かせていただけるのが楽しみです。