パソコン用のメガネといってもやっぱり人それぞれ違います

スタッフ今堀です。

 

先日、お仕事用のメガネを作りにご来店いただきました。

ほとんど一日パソコンで作業をされるそうで、パソコンが見やすいメガネを作りたいとのご希望でした。

 

ところで、お客様がお仕事用のメガネを作られる場合、どのような環境や姿勢で作業をされているのかをできるだけ詳細にお聞きして、頭の中でイメージできるようにしておくことが大事になります。

 

パソコンでのデスクワークというと、何となくデスクトップやノートPCの前に座って作業されている様子をイメージしますが、よくよくお話を伺うと、僕が思っていた見た方とは違うようでした。

 

 

普段お使いになられるのはノートPCなのですが、斜めに角度の付いた台の上にパソコンを置き、キーボードを別で接続してお仕事をされておられるとのことでした。

 

お話をお聞きしながら、「こんな感じですか?」と再現してみたのが上の写真です。

 

 

当店にある読書台を使い、その上にノートPCを置いています。

椅子に座っていただき、画面の高さと角度を調整させていただきました。

 

職場での作業環境を完全に再現することはできませんが、「大体こんな感じです」と言っていただけたので、近い感じにはできたのかなと思います。

 

視線よりも少しだけ高めの位置に画面があり、若干上目遣いで見られることもあるようなので、その辺りも考慮してメガネのアイポイントも決めさせてもらいました。

 

 

机の上にはもう一つモニターがあり、そちらも見ながら作業をされるということだったので、すぐ隣にタブレットを置き、そちらの画面も問題なく見られるか確認していただきました。

 

具体物を使いながらお客様とお話させていただくことで、お仕事をされている時の様子がかなりイメージしやすくなりました。

 

 

来店された当初は、デスクワーク用レンズが良いかなと思っていたのですが、今回は単焦点レンズで作らせていただくことにしました。

 

 

まだ本格的な老眼の症状があらわれる年齢ではなかったのですが、一日中パソコンの画面を見ないといけないお仕事なので、普段使われているメガネよりは少し弱めの度数でメガネを作らせていただくことになりました。

 

とはいえ、やっぱりパソコンの画面を一日中見続けていると目は疲れますし、ドライアイになるリスクも高くなります。

その辺りの説明もさせていただき、可能な限り休憩を取ってもらうようにお願いしました。

 

 

運転やデスクワークが中心のお客様にとっては、お仕事の効率を高めるうえでメガネはとても重要だと思っております。

 

今回のお客様はその点もよくご理解されておられて、「パソコンを見るだけだから安いメガネで良いや」とは考えられず、「仕事で一日使うのだからちゃんとしたメガネを作りたい」そう思ってご来店下さいました。

 

 

特にデスクワーク用のメガネの場合は、作業をされる距離も重要になりますので、その辺りはしっかりお聞きしながらメガネを作らせていただいております。

 

「良いメガネがあってこそ良い仕事ができる」

 

ちょっと偉そうなことを言ってしまいましたが、そういう気持ちでお客様のメガネを作らせてもらっております。