2日かけても良いんです

スタッフ今堀です。

 

気が付けば、今日で10月も終わり。
明日からは11月で、2016年も残り2ヶ月となってしまいました。

 

今月は眼鏡技術者協会やレンズメーカーのセミナーが各地で開催され、
手帳を見ると毎週のようにセミナーの予定が入っています。
明日からは名古屋に行き、来週は大阪と京都、再来週も京都・・・
店にいない日も多くなってしまうのですが、
眼鏡のプロフェッショナルとして、
常に最新の情報にアップデートしておきたいと思っております。

 

さて、話は全然変わりますが、
初めて当店にメガネを作りに来ていただくお客様から、
「メガネを作るのにどれくらい時間がかかりますか?」
という質問をよくいただきます。

 

これは、実際に完成したメガネをお客様にお渡しするまでの時間(日数)
という意味ではなく、
メガネを作りに来ていただいた当日にかかる時間のことです。

 

どれくらいの時間がかかるかをお話する前に、
具体的にどんな流れでメガネの注文を受けるのかを簡単に説明したいと思います。

①カウンセリング
どんな目的でメガネを作りたいのかをお聞きします。

 

②度数測定
度数を測定します。
その後に装用テストと言って、テストレンズを入れたメガネを掛けてもらい、
景色を見てもらったり、店内を歩いてみてもらったりします。
(度数測定以外の様々検査を別に行うこともあります。)

 

③フレームの決定
フレームを選んでいただきます。

 

④レンズの決定
レンズを選んでいただきます。

 

⑤フィッティング
掛け具合を調整し、目の位置などを確認させてもらいます。

 

すご~く簡単に書くとこんな流れになります。

 

では、実際にどれくらいの時間がかかるかなのですが、
結論から言いますと、
人によって、作るメガネの内容によって色々です。

 

全然質問の答えになっておらず申し訳ないのですが、
そうとしか言いようがないのです。

 

たとえば、
今お使いのメガネのレンズを度数はそのままで新しいものに変える。
あるいは、処方箋をお持ちで、その度数にレンズだけを変える。

 

こういったケースでは、前述の②や③の作業は必要ありませんので、
基本的には④のレンズの種類を決めていただくだけで
ほとんどの作業が終わるので比較的短時間で終わります。

 

一方で、
今までにメガネを作ったことがなくて今回初めてメガネを作る。
昔作った眼鏡が全然合わなくなっているので度数を測定し直し、
フレームも新しいものに変えたい。
こういったケースの場合は、②や③の作業も必要になります。
①から⑤までをしっかりやらなければならないので、
先ほどまでのケースと比べるとそれなりの時間がかかります。

②の度数測定も比較的短時間でスムーズに測定できる場合もあれば、
様々な検査を行って度数以外にも色々調べなければならない場合もあり、
こういったケースではかなり時間がかかってしまうこともあります。
そういう場合にはあえて一日で全ての作業を終えようとせずに、
その日は②までで終え、後日再来店していただいたうえで、
あたらめてフレームやレンズを選んでいただくこともあります。

 

それ以外にも、
最近目に過度のストレスをかけたなどの原因で度数が安定しないケースや、
体調不良などによって測定した度数にあまり信頼がもてないケースなども、
後日もう一度測定し直させてもらうといこともあります。

事前に②の度数測定までをやって度数を決定していれば、
フレームをじっくり選んでいただけるというメリットもあるので、
2日に分けて作っていただくというやり方も悪くないと思います。
慌てて作ってもあまり良いことはありませんし、
せっかくメガネを作るなら、じっくりと時間をかけて
自分が納得のいくメガネを作りませんか?