スタッフ今堀です。
本日もお客様のメガネのご紹介です。
昨年、当店のホームページとブログをご覧いただいてメガネを作りに来ていただいた兵庫県在住のお客様です。
今回は、お客様のフレームを使ってレンズの交換をさせていただきました。
フレームは、LineArt(ラインアート)。
おそらく国内で最もよく売れている眼鏡フレームではないかと思います。
他店で購入されたラインアートのフレームのレンズ交換をさせていただくことも多いです。
掛け心地の良さに定評のあるフレームですが、製造しているメーカーも鯖江ではとても有名な信頼できる会社なので、持ち込みをされても安心してレンズの交換を受けられるフレームです。
ちなみに、昨年ご購入いただいたMENS MARK(メンズマーク)のフレーム。
こちらもラインアートを作っているメーカーさんのオリジナルブランドです。
昨年お越しいただいた時は、このフレームにHOYAのオーダメイドタイプの遠近両用レンズ、「HOYALUX 望」のシティタイプでメガネをお作りいただきました。
普段はそのメガネを使用していただいており、快適にお使いいただけているとのことでした。
ただ、HOYAのシティタイプは中間の見え方を重視したメガネレンズのため、夜の運転や映画を見る時に若干見にくいということでした。
そこで、今回はもう一本、遠くがよく見えるメガネをもう一つ作らせていただくことになりました。
今年、東海光学より発売されたアイリーフルビーというレンズに興味もっていただき、こちらを試してみたいということだったので、今回は東海光学のアイリーフルビーでレンズ交換をさせていただくことになりました。
ちなみに、アイリーフシリーズは、限られた眼鏡店でのみ販売されているレンズのため、東海光学のウェブサイトを見ても載っておりません。
全部で5つのグレード(レンズ設計の違い)があり、今回お買い上げいただいたルビーは、上から2つ目のグレードとなります。
2つ目のグレードですが、それでも十分すぎるほどハイスペックなレンズとなっております。
他社の老眼対策レンズ同様、東海光学のアイリーフシリーズも、メガネを使うシーンによってレンズのタイプをお選びいただけるようになっております。
今回は遠くの見え方を重視されておられたので、遠近両用タイプのDaily(デイリー)をお選びいただきました。
前回ご購入いただいたHOYALUX 望と同様に、アイリーフルビーも、メガネを装用した時の装用条件をレンズ設計に反映させることができるオーダーメイドタイプのメガネレンズとなっております。
レンズと目の間の距離や、横から見た時のレンズの傾き具合、上から見た時のレンズのそり具合などを計測し、そのデータをもとにレンズの最適化が行われます。
専用の測定ツールを使用し、フレームを掛けた時の状態を測定し、そのデータを度数と一緒に入力してレンズの注文を行います。
最近はこうしたオーダーメイドタイプのレンズが各社から発売されており、当店でも販売する機会が増えて来ております。
最初の頃は測定にかなり時間がかかってしまい、お客様にもだいぶご負担をおかけしていたのですが、測定ツールが進化して非常に使いやすくなり、測定手順に慣れたこともあって、だいぶスムーズに作業が行えるようになってきました。
東海光学のアイリーフルビーの場合、フレームを掛けた時の装用条件だけでなく、マイチューンと呼ばれるフレーム形状(レンズの形)に合わせたレンズ設計の最適化も行われます。
お客様の目幅やフレームの形状(縦長のフレームなのか横長のフレームなのか)に合わせて歪みが発生する部分を分散させ、クリアな視界が得られるように補正をしてくれます。
マイチューン加工をするためにはフレーム形状のデータも必要になりますので、レンズ注文時には専用の機械を使ってフレームをトレース(形取り)し、そのフレーム形状のデータも送信します。
「いろいろやることがあって何だか大変そうなレンズだな・・・」と思われるかもしれませんが、こういった作業はスタッフが全て対応させていただきますので、どうぞご安心下さい。
追加料金が必要にはなりますが、レンズのコーティングもお選びいただけます。
今回のお客様は、東海光学のコーティングの中では、最もキズに強いUSC(ウルトラシールドコート)をお選びになられました。
さらに、レンズ素材もルティーナとなっております。
レンズ素材、コーティング、設計・・・どれを取ってもハイスペックなすごいレンズに交換させていただきました!
ご購入いただきありがとうございました。