スタッフ今堀です。
先日、当店で子ども用メガネをお作りいただいているお客様が、度数が変わったので新しいメガネを作りに来て下さいました。
その際に、お子様のお母さんから、「私は視力が良くてメガネを掛けた経験がないので、子どもがどんな風に見えているか想像ができない」というようなお話がありました。
そこで、お子様の見ている世界を疑似体験していただきました。
一応、オートレフラクトメーター(目の度数を測定するための機器です)で度数を確認してみると、ほぼほぼ正視に近い度数でした。(メガネを作る場合にはもう少し詳しく度数を確認します)
お子様の近視と乱視の状態と同じくらいになるレンズをテスト枠に入れ、どのように見えるかを体験してもらいました。
(あくまでも簡易の疑似体験なので、お子様と全く同じように見えるわけではないことはご了承下さい。)
「えっ~、こんなに見えてないんだ!乱視があるとこんなにダブって見えるんだ!」とびっくりされておられました。
「分かってもらえましたか?ただ、これはあくまでもメガネを掛けていない時の見え方なので、メガネを掛ければお母さんと同じようにちゃんと見えておられますよ」と説明させていただきました。
お子様の場合、近視や乱視があっても案外普通に生活されているので、周囲の大人からすると、そんなに視力が悪いようには思えないこともあります。
「メガネなしでもそんなに見にくいようには思えないし、ずっとメガネを掛けているのは可哀そうだし、別にメガネ掛けなくても良いのでは?」
そんな風に思われる親御さんもたまにおられます。
視力が良くて、眼鏡やコンタクトレンズと縁がなかった親御さんの場合は、なかなか言葉で説明しても分かっていただくのが難しいのですが、自分でその状態を体験してみると、「こんなに見にくくて大変なのか」というが実感でき、メガネの必要性を感じていただけるのではないかなと思います。
まさに百聞は一見に如かずです。
お子様がどんな風に見えているのか自分でも体験してみたいという親御さんには、このようなかたちで見え方を疑似体験していただくこともできます。
また、「自分は見えているつもりだけど、近視や乱視があるのかな?」という方には度数測定もさせていただきます。(ある程度時間がかかりますのでその点はご了承下さい。)
気軽にスタッフまでお申し付け下さい。