スタッフ今堀です。
20代や30代といった比較的若い世代のお客様にメガネをお作りする場合、以前はほとんど単焦点レンズを使用していたのですが、最近はサポートレンズをご提案することが多くなりました。
スマホなどを見た時の目の調節力をサポートしてくれるレンズです。
一時期スマホ老眼という言葉が流行りましたが、スマホが普及してから目の調節機能に問題を抱える方が増え、若い世代であってもサポートレンズのご提案をさせていただいております。
※メーカーによってレンズの名称が若干異なり、たとえば東海光学ではアイアシストレンズという名前になっておりますが、当店ではサポートレンズという呼び方をさせてもらっております。
レンズの下側部分に近くを見やすくするエリアを設けており、近視の場合であれば少し弱めの度数が入っております。
近くを見る時にはレンズの下部分を視線が通りますので、近くがみやすい度数で作業をすることができます。
デスクトップのパソコンを使っておられる方で、目の真正面にモニターを置いて入力作業やゲームなどをされるような場合には効果があまりないのですが(モニターを目の高さより少し下げると効果が出ます)、ノートパソコンの画面やスマホの画面を見る場合には、目の負担を軽減することができます。
単焦点レンズの場合、遠くがよく見えるようにしっかり近視を補正すると、近くを見る時もその度数で見ることになります。
短い時間で大きめの文字ならそれほど問題にはならないのですが、スマホのような小さな画面を顔に近づけて見続けていると、ピントを合わせるために大きな調節力が必要となり、目の負担が増えます。
サポートレンズであれば、近くを見る時にはレンズがサポートしてくれるので必要な調節力が少なくてすみます。
上にアシスト付きの自転車に例えたイラストがありますが、まさにアシスト付き自転車で坂道を上るイメージです。
年代によって必要となるサポート力が変化するため、いくつかのタイプが用意されております。
40代の後半くらいまではサポートレンズで対応し、それ以降は遠近両用レンズなどに移行していくという方が多いので、お店では”プレ遠近”なんて言い方をすることもあります。
僕自身は30代の頃からずっと使っているのですが、まだまだ知らない方も多いレンズです。
20代や30代といった若い世代の方でも、スマホを見る時間が多いなという方にはおすすめのレンズです。
レンズの装用体験もできますので、興味のある方は気軽にスタッフまでお尋ね下さい。
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