老眼鏡で見える範囲は、年齢によって変わってきます②

スタッフ長尾です。

昨日の続きです。

老眼鏡で見える範囲(手元30cmからどこまで離れたところまでが見えるか)は年齢により変わってきます。パソコンなどのデスクワーク作業のメガネを選ぶ際に重要になってきます。

 

 

まずは40歳代、老眼初期の場合です。

この年代の老眼鏡で見える範囲は、手元(30〜40cm)から70〜80cmです。デスクの端まではボヤけず見ることができます。

 

パソコンのモニター画面までの距離は個人差はありますが、だいたい60cm〜70cmです。老眼鏡で見える有効範囲内におさまるので、モニターからキーボードに机上の資料まで「見やすい。」とおおむね満足していただけます。

 

ただ、これまでメガネが必要なかった方はメガネをかけることと、モニター画面より向こうはボヤけて見えることに慣れていただく必要があります。

 

 

そして近視の方はこれまで使ってきた遠くが見えるメガネと掛け替えて使うことになるので、掛け替えが面倒でどうにかならないかという相談を受けます。

 

 

解決策の一つとして、遠近両用メガネを提案する事もあります。

「デスクワーク用に何故遠近両用を?」と思われるかもしれませんが、40歳代老眼初期だから出来る提案です。

 

 

近くの物にピントを合わせる調節力が衰え始める年代ではありますが、全く無いわけではありません。まだ緩い老眼度数をレンズで補えば、あとは自分の調節力を使って近くを見ることができます。遠近両用なのでメガネを掛け変えることなく、そのまま歩くことができます。

 

  

*遠近両用レンズの度数のうつりかわりのイメージ図

 

近くを見やすくしてこれまで通り遠くもちゃんと見えて、車の運転も出来るメガネになります。緩い老眼度数(加入度)なので足下のゆれ歪みが少なく比較的慣れやすいというメリットもあります。

 

老眼初期の遠近両用メガネは結構万能で、私も40代の頃は遠近両用メガネで大抵のことはこなせてました。

 

40歳代の手元用メガネの選択肢は結構豊富です。

 

 

もちろんパソコンのヘビーユーザーには室内用やデスクワーメガネが使い勝手がが断然使いやすく(眼も楽です)、複数本のメガネを掛け替えて使うことをご提案しています。

 

 

次回は50歳代のレンズ選びです。来週の金曜日を予定しています。

しばらくお持ちください。

 

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