スタッフ今堀です。
先日、自分用の新しいメガネを作りました。
フレームは決まっていて、レンズを何にしようかなあと思ったのですが、
結局これにしました。
春に工場見学に行かせていただいた伊藤光学さんの、
サポートレンズです。
人の目は、近くを見た時にピント調節を行っています。
その際に必要になるのが調節力です。
調節力は年齢とともに衰えていきます。
また、見るものの距離が近づいたり細かくなるほど、
より大きな調節力が必要になります。
この近くを見る時に必要になる調節力をサポートするのが、
サポートレンズです。
最近では、いろんなメーカーから販売されています。
(商品名はメーカーによって異なります)
販売された当初はそこまで売れるものではなかったのですが、
最近になって注目されるようになってきました。
当店でもお客様におすすめする機会が多くなってきました。
僕自身はまだ老眼鏡が必要な年齢ではないのですが、
家の中ではこのサポートレンズを使っています。
最近ではスマホを見たり、仕事でもPC作業が多くなってきたので、
普段からサポートレンズを使った方が良いかなと思うようになりました。
レンズの構造はこのようになっております。
単焦点レンズ(遠くを見る度数だけが入ったレンズ)との違いは、
調節力をサポートする要素がレンズに加わります。
そのため、レンズは特注レンズとなります。
通常の単焦点レンズよりもちょっとお値段も高くなります。
近視の場合は度数を弱く(遠視の場合は逆)すると、
遠くはぼやけてしまいますが、近くを見る時の調節力が少なくて済みます。
このようなサポートエリアをレンズに設けています。
レンズの下方部分にサポートエリアを設けており、
この部分を視線が通ることで調節力が軽減されます。
遠近両用レンズでもそうなのですが、
パソコンのモニターなどを顔(目線)の正面に置いていたり、
目線よりも上にくるような位置に置いて見上げて見てしまうと、
せっかくのサポートレンズの効果が発揮しづらくなります。
「パソコンやスマホを見るならブルーライトカットレンズでしょ」
そんな風に思われる方も多いかもしれませんが、
ブルーライトカットは青色光を軽減することはできても、
調節による目の負担を軽減することはできません。
モニターのチラツキなどで目が疲れるという方には、
ブルーライトカットレンズがおすすめですが、
近業作業が多くて目が疲れているという方には、
こちらのサポートレンズがおすすめです。