スタッフ長尾です。
先月のブログで「メガネを掛けた時の目を大きく見せる方法(フレームの選び方)」をご紹介しました。
全く同じ面積の円の片方をくるりと線で囲むと、囲んだ方の円が大きく見えるという錯覚。
中の黒丸が目、外側の円がメガネのフレームとすれば、メガネフレームで目を大きく感じさせることができます。
この錯覚をデルブーフ錯視と言うのですが、円の囲み方によっても感じ方が変わります。
上の図の左右の黒丸の面積は全く同じなのですが、右の黒丸の方が何となく小さく感じませんか?
黒丸の周りを大きく囲むと余白が増えるので、相対的に円が小さく見えてしまうのです。
近視でメガネを掛けおられる方から、「メガネを掛けると目が小さく見えてしまう」というお悩みの声をよく聞きます。
あまり度数が強くない方ならそれほど気にならないのですが、特に強度数の女性の方からご相談をいただくことが多いです。
この近視のメガネを掛けると目が小さく見えてしまうというお悩み、これを少しでも軽減する方法として、この錯覚(錯視)を利用したフレーム選びをご提案させていただいております。
一時期、すごく大きなレンズのメガネフレームが流行ったことがあり、明らかにオーバーサイズのメガネを掛ける女性をよく見かけましたが、近視度数の強い方がこういうフレームを掛けると、目がすごく小さく見えてしまいます。
理由は先ほどご説明した通りです。
伊達メガネとしてなら良いのですが、近視度数の強い方の場合は目も小さく見えるし、レンズの厚みも出る(重量も増える)ので、避けられた方が良いでしょう。
また、なるべくメガネが目立たないように
肌馴染みの良いカラーの細いメタルフレームや、
フチなしメガネをご希望される方も多いのですが、
目の周りの余白を増やすことになるので、逆に目が小さく見せてしまいます。
余白を少なくするためには大きすぎないフレームがおすすめです。
なるべく小さめのレンズサイズ(お顔のサイズに合う範囲で)で、目の周りを囲い込むようなメリハリのつく濃いめの枠がおすすめです。
こちらは結構強めのマイナスレンズが入っております。
マイナスレンズによって目は実際のサイズより縮小されて見えているのですが、言われなければそれほど感じないのではないかと思います。
プラスチックのフレームが苦手な方にはメタルフレームで、少し太めのリムのタイプがおすすめです。
どうしても細めのリムのメタルフレームが良いという場合は、ぼんやりした淡いカラーよりも、枠が強調されるような濃いめのカラーのものがおすすめです。
そして、もう一つ重要なのがメイクです。
特にアイメイクをいつもの1.5倍増し(ぐらいの勢いで)でくっきりと!
「ちょっと派手かな?」と思えるぐらいが良いと思います。
他にもレンズの選び方やメガネの掛け具合の調整等、目を小さく感じさせないコツがあります。
お気軽にスタッフまでお尋ねくださいね。