スタッフ長尾です。
今秋から取扱が始まったフレームtsubura(つぶら)。シンプルだけどかわいいデザインのフレームです。
Oval(オーヴァル)という名のモデルは、サイズが小さめでフレーム自体がとても軽く出来ています。その軽さを活かして老眼鏡をお作りいただきました。
老眼鏡は文字を読んだり書いたりと、下を向いて使うことが多いメガネなので軽く仕上げれば鼻や耳にかかる負担を減らせます。ただいくらフレームが軽くてもレンズが重いと意味がありませんので、レンズもできるだけ薄く・軽くなるように特注加工をしました。
お客様の老眼用レンズは中心が厚くなる凸レンズを使います。(近視の方の場合は凹レンズを使うこともあります)
このままレンズを削り小さいサイズのフレームに嵌め込むと、レンズが厚く重いメガネになってしまいます。
そこで、使用するフレームのサイズ・形に合わせて入りきるギリギリの大きさ且つ、レンズが薄過ぎて欠けない程度の厚みを保つように特別に注文をします。
凸レンズは前面のカーブにより度数が決まります。カーブはそのままでレンズの直径を小さくすればレンズの中心は薄くり、重さも軽くなります。(レンズ代+薄型加工料金がかかります)
目幅(左右の瞳の中心間距離)やお顔の幅、レンズ度数などの条件により効果の出方は変わりますが、お客様の場合フレームとレンズと合わせ15gで仕上がりました。(パソコンでシミュレーションした重量よりさらに1g軽くなりました。)
とても実用的に仕上がったメガネですが、シンプルの中にもおしゃれがが散りばめられています。
左右のレンズを繋ぐブリッジ手が込んでいます。メガネを掛けることで気分も上がると思います。
お買い上げいただきありがとうございました。