ツァイスの室内用レンズ、Office(オフィス)レンズ Bookタイプをお買い上げいただきました

スタッフ今堀です。

最近作った自分用のメガネは、全てZEISS(ツァイス)のレンズが入っており、個人的にはツァイスレンズの見え方がかなり気に入っています。

先日、メガネのレンズを交換させていただいたお客様もツァイスのレンズを入れさせていただきました。

こちらのアキットのフレームにお入れしたのは、ツァイスの室内用レンズ、Office(オフィス)レンズです。

オフィスレンズは室内で快適に作業ができるようにデザインされた室内用レンズで、作業内容に合わせて3つのレンズタイプの中から選べるようになっております。

今回は手元が一番見やすいBookタイプをお選びいただきました。

デスクワーク用のレンズとして東海光学のデジラクWというレンズを春にお買い上げいただいており、それが思っていた以上に使いやすかったということで、新たにもう一本作っていただくことになりました。

同じデジラクWでも良かったのですが、「せっかくなら見え方を比べてみよう」ということで、今回はツァイスのオフィスレンズのBookタイプをお買い上げいただきました。

前回お買い上げいただいたデジラクW、そして今回お買い上げいただいたオフィスレンズのBookタイプ

どちらのレンズもPC作業などのデスクワークに最適なレンズとなっており、手元から少し離れた距離までが見やすいレンズとです。

そういう意味ではあまり違いがなさそうなのですが、実はレンズ設計に関して若干の違いがあります。

少しだけ専門的な話になってしまうのですが、まず、レンズの注文時に入力する度数が異なります。

東海光学のデジラクWは、手元用のメガネを作る時と同じように近くを見るための近用度数を入力します。

近用度数をベースにしてレンズの上部に向かって度数が変化していきます。

それに対し、ツァイスのオフィスレンズのBookタイプは、RoomタイプやNearタイプと同じようにレンズを注文します。

遠くを見るための遠用度数を入力し、その度数に加入度数(近くを見るためにプラスする度数のこと)を足して注文するようになっております。

これは遠近両用レンズや室内用レンズを注文する時と全く同じ注文方法で、手元専用のメガネレンズではなく、あくまでも室内用レンズとして考えられているということだと思います。

さらに、オフィスレンズ(3つのレンズタイプ共通)にはもう一つ、他メーカーのレンズにはない面白い特徴があります。

他メーカーの室内用レンズの場合、レンズの上部でも度数が微妙に変化するのですが、オフィスレンズはレンズの上部では度数が変化しないで一定の度数になるように設計されております。

レンズ上部で見た時の歪みが感じにくくなっており、慣れやすい設計になっているそうです。

当店のスタッフ長尾もツァイスのオフィスレンズを使っているのですが、担当営業さんにオフィスレンズの設計について教えてもらう前から、「なんかレンズの上の方で見た時の見え方が自然な感じがする」と言っておりました。

遠近両用レンズとは違ってあくまでも室内での見やすさを重視して作られているため、離れた場所を見ると当然ぼやけてしまうのですが、そのぼやけ方が自然な感じで違和感を感じにくいそうです。

前回お客様にデジラクWをお買い上げいただいた時は、スタッフ長尾はRoomとNeerは既に自分で使っていたのですが、Bookタイプだけまだ体験しておりませんでした。

そのため、自信をもってBookタイプをおすすめすることができませんでした。

僕も今まで販売してきたデスクワーク用レンズと注文方法が違っていたため、見え方に対して若干の不安がありました。

現在はスタッフ長尾がBookタイプも使っており、お客様にも自信をもっておすすめすることができました。

レンズを入れ替えたメガネを早速取りに来ていただき、前のメガネ(デジラクW)と掛け比べてみていただいたのですが、違いをはっきり感じられると言っていだけました。

価格の差もあるので、あまり変わらないと言われたどうしようとちょっとだけ不安でしたが(笑)、違いを感じていただけて安心しました。

今回お買い上げいただいたお客様は、お仕事でパソコンの画面を見られる時間が多かったので、デスクワーク用のメガネの重要性が高い方でした。

「価格はたしかに高いけれどれ、それだけの価値はある」と喜んでいただけたので、おすすめして良かったです。

ちなみに、スタッフ長尾はオフィスレンズの3タイプ全てを使っている(担当営業さんのご厚意でモニターをさせていただいております)ので、「ぶっちゃけ、自分でお金を払って買うとしたらどれを選びます?」と聞いてみたのですが、「Bookタイプが良いかな」と答えておりました。

パソコン作業をする時にはめちゃくちゃ使いやすいレンズのようです。

パソコン作業の時間が多いお仕事の方にとっては、価値のあるレンズなのではないかなと思います。

最後にツァイスレンズの公式サイトの中のオフィスレンズを紹介した文章をご紹介したいと思います。

単焦点メガネか多重焦点のメガネを掛ければ、確かによく見えます。それはたぶん外を出歩くときには最適な選択肢です。でも、毎日仕事で長時間掛けるのには向いていないかもしれません。
考えてみてください。ランニングに行くときに履く靴と、カクテルパーティーに行くときに履く靴は、たぶん違うでしょう。靴によって適している活動は違うのです。同じように、レンズのタイプも特定の状況と環境に最適化されています。たとえば運転 メガネがそうですし、 オフィスメガネもそうです。

※ツァイスの公式サイトより

靴に例えてレンズの使い分けの重要性を述べておりますが、僕も全くその通りだと思います。

当店でも目的や作業に合わせて最適なメガネ(レンズ)を使い分けることをおすすめしております。

本日のブログを読んで興味をもたれた方は、ぜひオフィスレンズの紹介ページもご覧になってみて下さい。