スタッフ今堀です。
本日のブログは、先日お作りいただいたお客様のメガネのご紹介です。
お仕事(主にパソコン作業を中心としたデスクワーク)の際に使いやすいメガネを希望されておられました。
少し前に他店でメガネを作られたそうなのですが、そのメガネが見づらくて使いにくかったため、当店にご相談に来られました。
こちらが出来上がった新しいメガネです。
メガネのフレームは、昨年秋より取り扱いがスタートしたメンズブランド、Solid Blue(ソリッドブルー)をお選びいただきました。
メタル(チタン)とプラスチックを組み合わせたコンビネーションフレームです。
今まで使っておられた常用のメガネも、同じようなコンビネーションフレームでした。
ブルー系のササ柄が入ったカラーで、そのカラーを大変気に入っておられて同じようなカラーを希望されておられました。
若干色味が違いますが、こちらのNavySasa/Grayカラーをおすすめしました。
レンズが入るリムの部分はプラスチック(アセテート)素材なのですが、通常のアセテートよりも強くて硬い高密度アセテートを使い、より薄く軽く仕上げられております。
さらにリムの裏側にチタンのパーツが取り付けることで、リムの変形(反り)を防げるようになっております。
最近作られたメガネが見づらいということだったので、念のためにどんな度数のレンズが入っているのかも確認させていただきました。
度数自体は特に問題なさそうだったのですが、入っているレンズが遠近両用レンズで、近くを見るための度数(加入度数)がかなり強くしてありました。
遠近両用レンズはレンズの構造上、加入度数を強くするほど中間部分の見える範囲が狭くなってしまいます。
それが原因で見づらい(デスクワーク作業の時に使いづらい)と感じておられるのだろうなと推測しました。
加入度数が弱い場合(上)と強い場合(下)の見える範囲の違いのイメージ
(※あくまでもイメージです。レンズの種類や度数によって見え方は変わります)
今回のお客様の場合、デスクワーク作業で使いやすいメガネを希望されておられたので、遠近両用レンズで加入度数を強くするよりも、中~近用部分の見える範囲が広い設計のレンズにした方が使いやすいだろうなと考えました。
そこで、ツァイスのオフィスレンズをご提案させていただきました。
オフィスレンズは遠近両用レンズのように遠くはすっきり見えないのですが、中~近用部の見える範囲が広く、パソコン画面も自然な姿勢で見ることができます。
メガネをお作り頂く場合、ご来店時のカウンセリングで、どのような作業環境でメガネをお使いになられているかを聞かせていただくのですが、その時から「ああ、これはオフィスレンズが良さそうだな」と思っておりました。
ツァイスのオフィスレンズは、お客様が一番見たい距離に合わせて3種類のレンズタイプが用意されております。
デスクワーク用ということで、当初は一番手元が見やすいBookタイプが良いのかなと思っていたのですが、念のためにテストレンズで見え方を比べていただきました。
今年からオフィスレンズのテスト用レンズを導入しました。
これを使えば3種類のレンズタイプそれぞれの見え方を体験していただくことができます。
実際に見え方を比べていただいたところ、Bookタイプよりももう少し離れた場所も見えるNearタイプの方が使いやすそうと言っていただきました。
パソコンの画面なども実際に見ていただき、最終的にNearタイプに決まりました。
デスクワークと言っても、完全にパソコン画面だけしか見ないというお仕事の方もいれば、銀行の窓口の方のようにテーブル越しにお客さんの顔を見ながら入力作業をしなければいけない方もおられます。
お客様によってデスクワークの内容も変わってきますので、実際に見え方を体験していただき、なるべく普段お仕事をされる環境に近い状態で使いやすいレンズをお選びいただくことが大事です。
お渡し時に見え方を確認していただいたところ、視野の広さを感じていただけました。
お仕事の時はデュアルモニターを使っておられるそうで、横方向の視野が広く見えるのが嬉しいと言っておられました。
お役に立てて良かったです。
お買い上げいただきありがとうございました!