スタッフ長尾です。
昨日は夕方からカメラマンの方に来ていただきホームページ用の写真撮影をしてもらいました。

たいして動いていないのに喉は渇くし汗は出るわで大変でしたが、モデルのご協力いただいたお客様やカメラマンの方のおかげで、結構楽しく撮影できました。ありがとうございました。

その撮影が終わりフレームやドレープの後片付けをしているときに肩から首にコリを感じ、頭痛までしてきました。
昼間は暖かったのが夜になり冷えて来たのでもしかして風邪?!と思ったのですが、目の奥からくる頭の痛みに心当たりがありました。

それはメガネです。
この日の午後は撮影に合わせていつも使っている室内用メガネではなく、

遠近両用メガネを掛けていました。
午後はパソコンを使用することはないので、ちょっと離れたところと手元周りの近くが見えれば良いので遠近両用メガネでも大丈夫と思ったのです。
それにこの遠近両用レンズは遠方から近方までかなり自然な見え方で、HOYA史上「最高峰」(モニター当時)というレンズです。
詳しくはこちらをご覧ください。
かれこれ4年になるので多少度数が変わっているかもしれませんが、問題はないだろうと思ったわけです。
実際は頭痛に見舞われる結果となりましたが・・・。
頭痛の原因は私の調節力だと思います。

個人差がありますが遠くがきちんと見えるメガネをかければ、40歳をすぎたあたりから手元の見づらさを感じ始めます。
私は60歳を超えておりますので、2mより手前にピントを合わせる力がほとんどありません。(のはず)
*近視の方ならメガネを外せば近くが見えますが、遠視の私は外すともっと近くが見えなくなります。
スタッフ今堀がスマホで撮影した店内の様子を見ると、撮影中は2mよりもまだ近いところを正面で見ていることが多かったんですね。

遠近両用メガネなので遠くがすっきり見えるところから、調節力ギリギリいっぱいの力を使って(パワー全開で) 午後を過ごしていれば疲れるのは当然の結果です。さらにこのパワー全開という無理に本人は気づいていないのです。
下を向けば視線が上の図のピンクの部分を通るので、かえって近くを見ている方が目には優しかったかもしれません。

日常使いの室内用メガネは遠くの見え方よりも室内で使いやすい(見えやすい)ように、4mぐらい離れたところまで見えるツァイスのRoomタイプを使っています。
車の運転ができる視力はでませんが、ピント調節力を使わなくても4mまで先は見えます。2mの距離も自分の力で無理せずピントを合わせられるので頭痛など起きなかったのです。
年齢を重ねて体力・気力が落ちていることをわかっているつもりですが、頭のどこかで「いや、まだまだ大丈夫。」という思いがあるのだと思います。

無理をして頑張って、体力の衰えを実感して落ちこむ。という事を繰り返しています。
自分自身を正しく理解するというのは難しいものですね。
年齢が上がると見たい物を見たい距離で見るためには、複数のメガネの使い分けが必要だと改めて実感しました店内撮影の日でありました。