大人の遠視あるある・・・遠視のお客様がよく言われることです

スタッフ今堀です。

スタッフ長尾が新たにツァイスのメガネレンズをモニターすることになり、先日、度数を確認して欲しいと頼まれました。

度数を確認してみたところ、以前に比べて遠視の度数が強くなっておりました。

近視の人の場合、10代の頃は度数が進行しやすい傾向がありますが、成人になるとあまり度数は変化しないと言われております。

かくいう僕も近視ですが、40代になった今も20代の頃の度数とそこまで変化はしておらず(老眼が始まり近用度数は変わっておりますが)、せいぜい-0.25D(レンズの度数だと1段階)ほど強くなったかなという感じです。

今回測定してみたスタッフ長尾の遠視度数ですが、結果は右が+2.00D、左が+2.25Dでした。

ちなみに、30代の頃に作ったメガネの度数は+0.50Dだったそうです。

老眼の進行とともに遠視度数が強くなっていき、当時と比べると+1.50Dとだいぶ遠視度数が強くなっておりました。

ちなみに、若い頃はメガネがなくても裸眼で1.5くらいの視力が出ていたらしいのですが、現在はメガネを掛けない時の視力が0.7くらいになっており、「今度の免許更新はメガネ掛けないとパスできないかも」と言っておりました。

スタッフ長尾のように30代や40代の頃はごく弱い遠視だった方が、50代、60代と年齢を重ねるにつれて遠視度数が強くなっていくということはよくあります。

近視の場合はメガネを外せば近い距離は見えるのですが、遠視の場合は近くも遠くも見づらくなり、遠近両用レンズなどが必要になってきます。

僕の母親も遠視でしたが、昔は視力がすごく良かったので、他の家族が読めないような遠くの看板の文字などもスラスラ読んでおりました。

ただ、50代くらいからは遠くもだんだん見づらくなってきたようで、最終的には遠近両用レンズが入ったメガネを常用するようになりました。

ところで、スタッフ長尾は眼鏡店で働いていたということもあり、比較的若い頃から遠視用のメガネを使っておりましたが、早い内から遠視用のメガネを掛ける人はかなり少ないです。

自分の調節力を使ってピントを合わせるクセがついており、裸眼でも視力がちゃんと出ているので、なかなかメガネの必要性を感じてもらうのが難しいということもあります。

さらに、これは”大人の遠視あるある”ですが、若い時はすごく視力が良かったので、「私は目が良い」というプライド(?)があって(視力が良いだけで目が良いわけではないのですが)、なかなかメガネを掛けようとしてくれない方も結構多いです。

ただ、たとえ裸眼でよく見えていたとしても、ちゃんと遠視用のメガネを掛けてもらった方が目にとっての負担は少ないです。

他にも”大人の遠視あるある”があり、たとえばこんなことがあります。

  • 若い頃は視力がすごく良かった(2.0の視標が見えていたという方も多い)
  • 午前中はよく見えているけれど、夕方くらいになる(体が疲れてくる)と見づらくなってくる
  • 常時、頭痛や肩こりがある
  • 子どもの頃からまぶしさを感じることがよくあった
  • 同年齢の人と比べると老眼になるのが早かった
  • 遠くの景色などはよく見えるのだが、テレビや部屋のカレンダーなど少し離れた所が時々ピントが合わなくて見づらい時がある
  • 昔買った老眼鏡を掛けた方が遠くがよく見えるようになった

上記に該当する人が全員遠視だというわけではないのですが、当店に来店される遠視のお客様が実際によく言っておられることです。

もし、ほとんどの内容が当てはまるという方は遠視の可能性が高いかもしれません。

一度眼科や眼鏡店で度数測定を受けてみることをおすすめします。