スタッフ今堀です。
昨日の続きですが、
メガネを新しく作り変えるにあたり、
片目の度数を一段階だけ強くしてみました。
ところが思った以上に違和感が出てしまうという結果に・・・
それでも、「慣れられるはず」と使い続けた結果。
3日ほどでかなり楽になりました。
1週間経った時には全く問題なし。
逆に以前のメガネを掛けた時に若干見にくい。
「やはりこの度数に変えて良かった。」
心からそう思いました。
初めて掛けて帰った日は、
駅の階段を下りるのが少し怖いくらいだったのですが、
今では全く問題なく掛けられています。
「見る」というと、どうしても目のことばかりを思い浮かべますが、
目は、入って来た光を電気信号に変えて脳へとつなげているだけです。
実際に、“ものを見ている”のは脳です。
見ているものが、
どんな形をしているか?
どんな色をしているか?
どれくらいの大きさなのか?
見ているものと自分はどれくらい距離が離れているのか?
こうした処理は全て脳で行われています。
今まで慣れ親しんだ映像とは違う情報が入ってきたため、
その処理に少し時間がかかっていたということですね。
慣れ親しんだ度数だったので尚更だったのだと思います。
話は変わりますが、
消費者センターに来る眼鏡ユーザーからのクレームの中で、
メガネ屋さんから「その内に慣れる」と言われていたけど、
新しく作ったメガネに一向に慣れられない。
そういう声が多いそうです。
そもそも度数がきちんと合っていなかったり、
今まで使っていたメガネとの差があり過ぎて慣れられない場合もありますが、
お客様がすぐに使うのをやめてしまわれて、
慣れる前にあきらめしまったというケースも結構あるのかなと思います。
(もちろん、懸命に慣れる努力をされてもダメだったという場合もあります。)
今回、自分自身が体験して思ったことですが、
たとえわずかな度数差でもすごく違和感を感じてしまうことはあります。
(自分ではなぜそうなったのか大体予想はついているのですが。)
そのことにびっくりしてしまって、
メガネを掛けることをすぐにやめてしまったり、
以前掛けていたメガネに戻してしまうと、
新しいメガネに慣れることがますます難しくなってしまいます。
具体的にどれくらいの期間で慣れられるのかは個人差がありますが、
やはり一定の期間は掛け続けてみてもらいたいなと思います。