imahori スタッフ今堀です。
昨年の秋にブランドデビューし、当店でも取り扱いがスタートした新しい眼鏡ブランド、TAYLOR WITH RESPECT （テイラーウィズリスペクト）。
僕自身も現在このブランドのメガネフレームを使っておりますが、非常に掛け心地が良いです。
テイラーウィズリスペクトのメガネフレームには、ブランドのデザイナーさんが考案された“Sライン”と呼ばれるオリジナルのテンプル（ウデ）が使用されています。
メガネのテンプルというと、まっすぐなテンプルをイメージされる方が多いかと思いますが、“Sライン”のテンプルは上の写真のように少し変わった形状になっています。
実はこれ、日本人の頭のある特徴を考えてデザインされいます。
欧米人と日本人をはじめとしたアジア人の骨格を比較すると、鼻の高さが全然違うというのは多くの方がご存じだと思います。
ヨーロッパのサングラスやメガネフレームは欧米人に合わせてデザインされているので、そのまま日本人が掛けようとしても、ほとんどの人が鼻に上手く当たらなくてずれ落ちてしまいます。
それに加え、頭の形（骨格形状）も欧米人とアジア人では異なります。
細い顔つきの欧米人に比べ、アジア人の頭は円形で幅が広いことが多いです。
そのため、メガネを掛けた時にまっすぐなテンプルだと、テンプル（腕）が側頭部に食い込んでしまうことがあります。
上のイラストAが真っ直ぐな形状のテンプルを掛けた時のイメージです。
通常、メガネフレームのサイズは顔を正面から見た状態で合わせますが、たとえ顔の正面でサイズがぴったり合っていても、
奥にいくにしたがって頭の横幅は膨らんでいくので、側頭部では当たりが強くなってしまいます。
特に正面から見ると顔幅が狭く見えるけれど、頭の横がかなり膨らんでいるような方ですと、これが顕著にあらわれます。
僕自身も頭の横がかなり張っているので、まっすぐなテンプルのフレームを掛けると頭の横が痛くなってしまうことが多く、そういったフレームが苦手です。
なので、Bのような頭を抱き込むようなテンプル形状のフレームを使っておりました。
Bのような形状のフレームであれば、側頭部が強く圧迫されないので快適に掛けることができます。
ただ、これにも問題があります。
先ほどのイラストを見ていただくと分かるように、顔の前方で左右のテンプルと顔の間に大きな隙間が空いてしまいます。
頭を抱き込むようなテンプル形状のフレームだと、メガネを掛けた時のデザイン性が損なわれてしまう・・・
そこで、メガネをかけた時のデザイン性にもこだわりながら、かつ快適なかけ心地も得られるように考案されたのが、
テイラーウィズリスペクト のフレームに採用されている“Sライン”のテンプルなのです。
長くなってしまいましたが、この続きは次回のブログでお話ししたいと思います。
本日ご紹介したテイラーウィズリスペクトのメガネが気になった方は、ブランドの紹介ページもぜひご覧になってみて下さい。
店内在庫商品の一部はこちらからご覧いただけます。