スタッフ今堀です。
当店は琵琶湖からも近いということもあって、
週末になるとロードバイクに乗った方をよく見かけます。
当店のスタッフも趣味でロードバイクに乗っておりますが、
このロードバイクという乗り物、
土台となるフレーム(パーツを組み付ける骨組み)に
ブレーキやチェーンといったパーツが装着されてできています。
メガネの場合も枠のことをフレームと呼びますが、
フレームとレンズの組み合わせで性能や価格が変わるという点が
結構似ているのではないかなと思います。
ロードバイクの場合、このパーツ類がセットになっているのですが、
たくさんのグレードがあり、価格も全然違います。
フレームの場合は、好きな色や見た目で選ぶことができますが、
パーツ類の場合はなかなかそういうわけにもいきません。
当然、価格に応じて性能が違うわけなのですが、
初めて買う時にはそんな性能の差など分かりません。
お店のスタッフの方に説明してもらいながら、
どれにしたら良いのだろうとすごく迷ったのを覚えています。
メガネの場合も、フレームは選びやすいのではないかなと思います。
実際、お店に入って真っ先にフレームを見ておられる方も多いです。
デザインやカラーもフレームによって全然違いますし、
掛け心地も実際に掛けて試してみるとよく分かります。
初めてメガネを買う方でも違いが分かりやすいのがフレームです。
では、レンズはどうでしょうか?
先ほどのロードバイクのパーツと同じで、
各レンズメーカからいろんなグレードのレンズが発売されています。
基本的には設計の違いで、高価なレンズほど最新の設計が用いられています。
ただ、その性能の差が実感できるかというと、それは個人差があります。
メーカーによっては、お試し用のテストレンズが用意されているものもありますが、
全てのレンズにテストレンズが用意されているわけではなく、
実際に装用体験をしていただけるレンズは限られています。
メガネを購入される方の立場になってみて考えると、
メガネのレンズを選ぶことは実は結構難しくて、
特に初めてメガネを作られる方には大変なことだなと思います。
では、どうやってレンズを選べば良いのでしょうか?
僕がおすすめするのは、
予算を決めてそれに合わせてレンズを選ぶという方法です。
メーカーのパンフレットには、〇〇設計などと書かれていますが、
正直そんなのは分からない方がほとんどです。
高価なレンズの方が高性能なのは当たり前ですが、
上を見だすとキリがありません(笑)
なので、ある程度の予算を決めてもらって、
その範囲内で買える価格のレンズを選んでいただいたら良いかなと思います。
僕も初めてロードバイクを買った時にお店のスタッフさんから、
「パーツ類は後から上位のグレードに交換することができるので、
最初からそんなに高価なものにしなくても大丈夫ですよ。」
そんな風にアドバイスをしてもらいました。
メガネの場合も同じです。
後からレンズだけ良いものに交換することもできます。
(フレームの交換もできるのですが、色々大変なこともあります。)
最初からあまり難しく考えずに、
フレームの方はできるだけ妥協せずに自分が気に入ったものをご購入いただき、
後からレンズだけをさらに良いものに交換していただいても良いと思います。
ただ、初めて遠近両用レンズを使われる方で、
ユレやユガミを敏感に感じたりされる方の場合には、
なるべくレンズにお金をかけてもらうことをおすすめする場合もあるのですが、
この辺りはまた別の機会に詳しくお話したいと思います。
当店でメガネをお作りいただけるお客様には、
テストレンズを使って見え方の違いを体感していただくことも可能です。
お客様の目的に応じたレンズをアドバイスさせていただきます。
分からないことなどありましたら、遠慮なくスタッフにお尋ね下さい。